1990年から1999年までCBCテレビで放送されていた情報バラエティ番組「ミックスパイください」。CBCアナウンサーの公式YouTubeチャンネル「みてちょてれび」では、懐かしい番組映像を振り返ることに。番組の人気コーナー「夕陽のバーゲン野郎」を担当していた重盛啓之アナと一緒に、小高直子アナ、吉岡直子アナが映像を見ていきます！

中継には女性ファン数百人が集まった？

「夕陽のバーゲン野郎」は、各地の商店街やお店に行って商品を紹介するコーナー。お店の人とクイズで対決し、重盛アナが正解を出したら、その分だけ商品が割引されました。

重盛アナは「超人気コーナーだった！」と力説。街を歩けば「おーい、バカ野郎！」と声をかけられ、「バーゲン野郎だよ！」と答えるのが定番だったそうです。

初回は1990年3月の放送。重盛アナは、テンガロンハットでギターを背負った西部劇のガンマンのスタイルで登場。「居ながらにして世界中のショッピングができる？上等じゃねえか！安く買わせてもらうぜ！」と叫んでハットを放り投げ、コーナーが始まります。

1991年の映像では、岐阜県のアピタ多治見店のバーゲン会場に現れた重盛アナが、たくさんのお客様に拍手で迎えられます。吉岡アナは「バイト代払った仕込み？」と疑いますが、重盛アナによると、中継の事前告知をしたところ、周辺の中高生が数百人も集まってくれたのだとか。

「サインを求められるくらいの人気が！」と当時の盛り上がりを伝える重盛アナに、小高アナは「人気は本当だったんだ」と驚きます。

バーゲン野郎は4人いる！？

1992年の映像では、頭にバンダナを巻いて派手な柄のシャツを着た別バージョン「バーゲン野郎バッキンガム」で登場。重盛アナによると、バーゲン野郎は4人いるのだとか。

ガンマン姿の初代バーゲン野郎は、テキサス出身のカウボーイという設定。「クリントイーストウッドの『夕陽のガンマン』と、小林旭の『赤い夕陽の渡り鳥』。ギターを抱えて色んな街を巡る大ヒット映画があった。それを合わせたキャラクター」なのだとか。

2代目の「帰ってきたバーゲン野郎」は、ポンチョを着たメキシコの後輩という設定。バッキンガムは、イギリスの従兄弟だそうです。

小高アナは「ここまでふざけても面白い。番組のキャラクターとして、アナウンサーが活躍するのは、今までなかった」と活躍ぶりを称えます。吉岡アナも「こういうのって芸人さんのお仕事。そこに局のアナウンサーが入っていくということでは、パイオニアだったかも」と感心します。続けて、小高アナが「バカのパイオニア！」と笑うと、重盛アナは「うるさいわ！」とツッコミます。

自ら作詞作曲してCDも発売！

1994年2月のコーナー最終回では、中継でいきなり服を脱ぎ出し、小高アナが「今、映していいやつ？」と心配します。重盛アナによると、スポーツジムの入会金や月謝をバーゲンしようという回で、プールもあったので脱いだそうです。

重盛アナは「黒いブラジャーをしているように見えて、肌に直接マジックで書いていある。大爆笑！これはホントに受けました！」と自画自賛。吉岡アナが「これ、考えたのは誰？」と聞くと、「僕のギャグです」とドヤ顔で自分を指さします。

重盛アナが「人気だった証拠を見せましょう！」と取り出したのが、当時発売したCD。「CBC歌謡ベストテン」というラジオ番組を一緒に担当していたパーソナリティの神山里美さんと「melody」というユニットを組み、キングレコードから発売したのだとか。

「僕が作詞作曲した」と手渡され、吉岡アナは歌詞に注目。「キャンドルライト消して 寄り添い眠るの シングルベッドが好き あなたを感じられる～」と朗読すると、重盛アナは満足気です。

「シングルベッドでいいじゃないですか。狭いから、どうしてもくっつかなきゃいけない。彼女と仲良くするのには、いいのではないか。とても文学的」と自作を解説する重盛アナに、吉岡アナは「文学的？」と首を捻ります。

重盛アナは「いつでも～♪」と曲のサビを歌い出しますが、小高アナが「ありがとうございました！」と強制カット。3人で爆笑しながら、配信は終了になりました。

CBCテレビYouTube「みてちょてれび」配信より